12/03/06 13:45:38.91 ydMk7ty+
◆おうけのいぬ(王家の犬)
武士を卑下する表現。
日本で最初に使ったのは天皇も将軍も仏法に帰依すべきとした
日蓮上人とされる。例:「山門と王家とは松と栢とのごとし」
(日蓮上人「祈祷抄」)、「日本国の武士の中に源平二家と申して
王の門守の犬二疋候」(日蓮上人「上野殿御返事」)
◆おうけ(王家)
王を号するのは、律令上二世から五世の皇胤とされている。
しかし、「平清盛」では、上皇を指していることがほとんどである。
仏教の「仏法(仏教の教え)と王法(為政者の法律)」という
対立概念やその概念を学問的に分析するなどして構築された
日本中世史の「権門体制論」からから来ているとの説もある。
また、「王家」を使用する真の理由を知るためには、現在の政治情勢と
一番最初に「王家の犬」を使った人物とを繋ぐ、つまり現代と中世を
繋ぐ一本の線を知ることが必要というダ・ヴィンチ・コード的な
アプローチを主張する勢力も存在している。
◆きよもりのそうけん(清盛の宋剣)
当時の日宋貿易では、日本刀はその強度と実用性から主要な
日本からの輸出品とされた。当時は、日本でも宋でも騎馬による
戦闘が中心で、片手で持つことができる軽量かつ鋭利な刀剣が
求められたからである。また、日本刀は北宋の詩人である
欧陽修(おうようしゅう)の「日本刀歌」で詠われたように
日本文化の象徴とされ珍重された。
「平清盛」では宋でも珍しい長く重い両手で持つタイプの大剣を
あえて清盛に持たせその体力と国際性を強調している。
◆こーんすたーち(コーンスターチ)
とうもろこしでんぷんの総称で無味無臭の白色粉末。使いすぎる
と腹痛を催したり、視聴率が急激に低下したりすることがある。
「平清盛」では、出演者の容貌や演技力のなさを誤魔化したり
制作者の追及するリアリティを表現するため場所や天候に関係なく
徹底的に活用されている。視聴者から「平安時代の日本が南米最高峰の
アコンカグアより視界が悪かったことがわかった」という感謝の声
がネット上でも上がっており、これもコンスターチの「リアリティ」
追求の結果とされている。