12/01/31 19:55:47.66 ul6qxAYF
とりあえず第二話まで見ましたが。まず結論から、すいません私これ見続けるのちょっとムリ…
とにもかくにも清盛のキャラに魅力がなさすぎる。なんなのあれ。青臭いにもほどがある。
こんな反抗期とプロレタリア思想こじらせた主人公、この先どうなろうと知ったこっちゃないわ!むしろもっと痛い目に遭えとか思っちゃう。
清盛のキャラだけならまだしも、ドラマの世界観そのものが全体的に安っぽくて品がないのがやりきれない。
風景や人々の格好が薄汚くてエログロもあるから「リアル」「重厚」「骨太」なんて錯覚しそうだけど、内容はあまりにもトンデモでマンガチック。浅はか。
「義経」が少女マンガ風トンデモなら、こっちは少年マンガ的トンデモ。
主人公の悲劇性を煽るため、哀しく美しく演出するか、殺伐と泥臭くアレンジするかだけの違い。
別にそれはいいんですよ。ウソくさくてもトンデモでも、それでドラマとして盛り上がるんなら。見てて楽しいなら。(実際「義経」は楽しかった、美しくて)
楽しくないんだもん!泥臭いだけならいいけど暗いんだもん。
もちろん好みはいろいろなのであれがいいという人もいるでしょう。でも私にとってはとことん趣味に合わない少年マンガ。
ギャーギャー不平不満をわめいてるだけで、野性のたくましさも乱世を生きる豪快さもまったく伝わってこない。
おのれの人生がうまくいかないのを生まれや世の中のせいにして「自分探し」してる現代のチンケな若者見てるみたいで、すこぶる不快です。
何というかもっとスケールの大きい人物が見たい。ささいなことにブチブチこだわらずはるかな高みを目指してグイグイ進んでゆく強さや健やかさがほしい。
引き合いに出しちゃ悪いけど直近だからどうしても比べてしまうのが同じように先の見えない不安な時代を描いたドラマ「坂の上の雲」。
そこに出てくる人々だって個々にいろんな問題を抱えていたけど、おのが不幸を見せびらかすこともなく、くだらない人生哲学や理屈をこねることもなく、
ただ人を思い、国を思い、ひたむきに、そして淡々と、前へ未来へ進んでゆく。そんな姿に自然な明るさやたくましさ、凛とした美しさがあったのに。
並々ならぬ努力でこの国を築きあげてきた先人達(偉人も庶民もひっくるめ)への敬意と憧れをおのずと呼び起こすような、
彼らに対して恥ずかしくない国と国民であろうという誇りを呼び覚ますような、今の日本に必要なのはそういう歴史ドラマではないでしょうか。
たぶんそれをこの大河に、というか今のNHKに求めること自体がまちがっているんだろうけど…
(「坂の上の雲」ですらちょくちょく原作にはない反日的エピソードがしれっと挿入されてたし)
視聴に耐えない要素はまだある。もうこれ以上毒をダラダラ垂れ流すのもイヤだから端的に箇条書きにします。
・「王家」
・頼朝
・頼朝のナレーション
・主役の人のビジュアルが笑い飯に激似