12/01/28 08:46:27.23 VQTIiWVh
多くの人が誤解しているようだけど、コネ盛の物語は、英雄とか武士の先駆者とか
民のために働いた人格者とか、そんな立派なもんじゃない。
家柄や落胤のコネで、努力した義朝をだしぬいて就職し、後白河の寵愛をうけた義妹の
コネで朝廷にとりいり出世したという、まさに宝くじにあたりましたっていう男の物語なのだ。
ところが、そうして周囲の愛情やコネで支えられていることにも気づかず、自力とかんちがいして
おもいあがり、自分がこの国の支配者であるかのような錯覚におち、足場をかためることも、
一族を甘やかして果ては「おごる平氏はひさしからず」と失笑された。
そういう一種あわれなかんちがい男の一生を、ひとつのテーマというか教訓としたドラマということを
再認識したほうがよい