12/08/20 23:23:17.28 +oig8FAg
>>881
大河ドラマは史実再現の前に文学作品であり、語感や音韻が重要。
「摂関家」「平家」と並んで語感の良い言葉を選ぶ必要であり、ここで「院」「院庁」などは脱落する。
「王家の犬」は河内源氏のパブリックイメージ「摂関家の走狗」つまり「摂関家の犬」が着想。
あほぼん清盛ですら、伊勢平氏の主君が院であって摂関家とは何の関係もないことくらい理解している。
よって朝廷全体を指す「朝家」は除外。
あとは「天皇家」「皇家」「王家」くらいだが、「天皇家の犬」ではよほど不敬だし天皇は治天の君ではないので除外。
最後に残ったのは「皇家(こうけ/おうけ)」「王家(おうけ)」だが、正直どっちでも大して変わらない。
現代の歴史用語として実績のある「王家」を選んだだけだろう。
当時は「王氏」という一族概念があり、ロイヤルファミリーたる「王家」という表現がまったく的外れとは言えない。