12/05/13 17:31:22.68
「ならもう、体で繋がった方が早いんじゃねぇかって思ってよ」いや、その思考はどうよ。
「だからさ」中邑が俺にもたれ掛かってくる。早鐘のような鼓動が耳の奥に聞こえる。
「・・・しよう?」彼にしては低い声でそう言うと、中邑のほうから唇を合わせてきた。
俺はもう何も考えられずただ、長い間欲し続け、半ば諦めていたのに今、思いもかけず与えられた
とろける様に甘い果実を貪るしかなかった。
何度も深いキスを繰り返し気が付けば、俺は中邑に覆いかぶさるようにして
リビングの床にその体を押し倒していた。
中邑の顔中に、キスの雨を降らせる。首筋に舌を這わせると小さく息を呑むのがわかった。
「・・・は・・ぁ」欲情に湿った吐息が俺の耳をくすぐる。腰の辺りがズクンと疼いた。
夢では何度抱いただろう。想像するだけだった中邑の白い肢体が、今は、この腕の中にある。
現実の中邑は、夢よりもずっと綺麗で卑猥だ。
俺の指が中邑の肌を滑る度、微かに反応を返してくれる。
甘くなっていく吐息。薄紅に染まる頬。
俺の可愛い可愛い中邑。