12/05/13 17:31:07.93
「もう少し我慢できないのか」
「・・・できなっ、もう、ともか・・・智和っ」
中邑が椙田の名を呼んだ瞬間、椙田が小さく息を詰めた。
浴衣の裾がはだけ、露になった椙田のそれに指を這わせた中邑は、その先走りを掬い取る。
そのまま粘ついた液体を指になじませ、その指を自分の秘所にあてがう。
ぬぷん、と何の抵抗もなく指が入る。「あんっ・・・も・・・ね、はやく・・・」
普段中邑のそこを慣らすのは椙田の指だ。あの、節くれ立った男らしい指で中邑の中をかき回す。
自分の中を擦る、椙田の指の感覚を思い出しながら中邑の官能に火がついていく。
内壁を擦るようにかき回す。気持ちがいい。まるで椙田の前で自涜をしているような倒錯におちいる。
「お前な、そう俺を煽るな」椙田が尚も行為を続けようとする中邑の指を止めさせ、
代わりにもっと熱くて硬いものをそこにおし当てる。
そのまま、ずんっと奥まで貫かれる。「ひゃ・・・あ・・んっ、きもち・・・い・・っ」
頭の中が真っ白になる。抗えない快楽の渦に落ちていく。椙田が律動を早める。
「智、一っ・・・」
椙田の腰に白い足を絡ませながら、必死に椙田の名前を呼ぶ。
快感に押し流されるのを恐れるように。最愛の人がそこにいるのを確かめるかのように。
「雄一っ・・・」「・・・っあ、ああっー・・・!」
愛しい人の声が自分の名を呼ぶのを聞きながら中邑は絶頂に達し、意識の底に沈んだ。