13/02/22 14:46:21.30 8zq79ioD0
先生からの金言です。
ありがたく頂戴しましょう!
●「今日の言葉」
~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
──────────────────
“私は今でも多少の財産を持っている、持っているけれども、
私ところの会計というものは至極簡単で、少しも入り込んだことはない。
この金を誰に返さなければならぬ、これを此方に振り向けなければならぬ
というようなことは絶えていない。
……
こういう趣向にして、私も家内もその通りな考えで、真実封建武士の机の
抽斗の会計ということになって、その話になるとまるで別世界のようで、
文明流の金融法は私の家に這入りません”
(福沢諭吉『福翁自伝』(岩波文庫)より抜粋)
……IISIA代表・原田武夫のコメント:
─マネーの基本。
それは「出と入り」である。
─しかしそうではない人が多すぎる。
無論、今この瞬間には大変な資産を持たれている。
─それではその資産が「幸せの素なのか」というと違うのである。
彼らは常に「この資産が減らないこと」ばかり考えている。
─これこそ吝嗇の窮みではないだろうか。
誠にもって哀しい人生である。
─生き方にはもっと楽しいやり方がある。
それは「出と入り」がもたらす偶然を楽しむことである。
─「これはちょっと高いかな」というものにもお金を出す。
しかしその代わりに入って来るものをワクワクして待つ。
─これ以上に何が楽しいことがあるだろうか。
マネーがもたらす人生のブーメランを楽しむのである。
吝嗇とは一般にケチなことを指す。
しかしケチなのは貧しい人間だけではないのだ。
真に吝嗇な人。
それは「富裕層」である。
使わなければ入ってこない。
入ってこなければ使えない。
ただそれだけのことである。
相続税なんぞを考えているようでは、全くもってダメなのである。
この極意を知る日本人がもっと増えなくては。
この国は……変わらない。