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◆体重115キロから減量、51歳で「海猿」復帰
海難事故の最前線で多くの命を助けたいと、高知海上保安部の巡視船「とさ」の
主任機関士、西田昭一さん(51)(神戸市長田区出身)が、「海猿」とも呼ばれる
潜水士として13年ぶりに復帰した。平均年齢32歳の潜水士にあって、51歳での
現場復帰は海保史上最高齢。
西田さんは「定年まで潜水士をやり遂げたい」と意気込んでいる。(中谷圭佑)
西田さんは1981年に海上保安庁に採用され、39歳まで通算19年間、潜水士を務めた。
転覆船などの人命救助に当たったほか、阪神大震災の際は海中に沈んだ車や
コンテナなどの船舶航行の障害物を調べる仕事に従事した。過酷な業務のため
30代半ばになると退く人が多く、西田さんも2001年から潜ることはなくなった。
ただ、現場への思いを断ち切れないでいた。
現場復帰を決意したのは、11年3月の東日本大震災だった。
当時、第5管区海上保安本部(神戸市中央区、5管)の救難課に所属し、人命救助の
スペシャリスト「機動救難士」の派遣調整に当たっていた。被災地で活躍する潜水士
たちの活動ぶりに、「自分も駆け付けたい」と血が騒いだ。
以来、復帰を目指し、仕事後に走り込みやストレッチに励み、115キロあった体重を
2年かけて95キロまで落とした。その後、健康診断と水深20メートルの水圧に
耐える耐圧検査に合格。5月23日付で晴れて巡視船「とさ」の潜水士になった。
18日は、神戸港に寄港中の船上で、5管の石指雅啓本部長から辞令を受け取った。
その後には、海保や神戸市消防局、県警との合同潜水訓練にも参加。若手に
交じって船首から海面に飛び込み、救助者の捜索訓練に取り組んだ。
西田さんは「若い人たちには自分の経験を伝え、大災害を想定しながら訓練に
励みたい」と力を込めた。
読売新聞 2013年06月19日
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
13年ぶりに潜水士の現場に復帰した西田さん
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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