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◆子供が汚水で水死＝ユニセフ大使アグネスさんが報告－ガザ地区
パレスチナ自治区を訪問後、帰国した日本ユニセフ協会大使アグネス・チャンさんが
９日、都内で報告会を開き「子供たちが汚水におぼれて死んでいる」とイスラエルに
よる封鎖で人道危機が起きているパレスチナの厳しい現状を訴えた。
アグネスさんは４日から４日間、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸とガザ地区を
訪れ、日本政府の援助を受け国連児童基金（ユニセフ）が支援する学校や
青少年児童センターを視察した。
特にガザ地区では、封鎖で水や食料、電気が欠乏、下水処理施設も足りない。
処理できない汚物がたまった広場に、遊び場のない子供が入り込み水死する
事故が頻発している。ガザなどではイスラエルの許可なしでは建物一つ
建てられない。
アグネスさんは「子供たちは遊び場がほしくて集まってしまう。教育プログラムで
『入ってはいけない』と教えているが、処理施設を造ることを（イスラエルは）
許してほしい」と訴えた。（2012/11/09-18:46）
時事通信 2012年11月9日
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