12/11/07 19:54:15.69 sCELkW4w0
大飯原発の“断層”結論出ず
11月7日 18時53分
国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の断層が、活断層かどうかを評価する国の原子力規制委員会の専門家会議は、7日改めて議論しましたが結論は出ませんでした。
専門家会議は関西電力に追加の調査を求め、判断するまでには時間がかかる見通しです。
国の原子力規制委員会の2回目の会議には、島崎邦彦委員と専門家の合わせて5人が参加し、大飯原発の敷地を走る「F-6破砕帯」という断層が活断層かどうかや、
今月2日の現地調査で見つかった地層のずれが「活断層」か「地滑り」かについて議論しました。
7日の会議では、まず関西電力の担当者が説明し、「F-6破砕帯はこれまでの想定より短く600メートルにとどまっていて活動性はない。
また地層のずれは地滑りによるものだ」として、ずれや破砕帯は活断層ではないと主張しました。
これに対し専門家から「破砕帯の立体的なデータが不足している」「地層のずれの付近をさらに掘って調べるべきだ」といった意見が相次ぎ、活断層について結論が出ませんでした。
規制委員会の島崎委員は「非常に限られたデータを基に議論しているので、原子炉の近くで地面を掘るトレンチ調査を改めて行ったうえで、誰が見ても『そうである』という形で決着したい」と述べ、
関西電力に追加調査を求めるとともに、専門家の現地調査を改めて行うことにしました。
これに対し東洋大学の渡辺満久教授が、「大飯原発は運転中でスピード感を持って判断することが使命で、悠長なことを言っている場合ではない」と述べ、調査の進め方に異議を唱える場面もありました。
規制委員会は、活断層だと判断した場合、大飯原発の運転停止を求める考えですが、
次回の会議は追加の調査で重要な成果が得られてから行われることになっていて、専門家が判断するまでには時間がかかる見通しです。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)