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秋田県鹿角市の観光用のクマ牧場で、女性飼育員が熊に襲われて死亡し、
行方が分からなくなっていた1人も、午後4時前に遺体で見つかりました。
地元の猟友会が、おりから逃げた6頭を射殺し、ほかに逃げた熊が
いないか確認しています。
20日午前10時ごろ、秋田県鹿角市八幡平にある「秋田八幡平クマ牧場」で、
70代の女性飼育員が、飼育しているヒグマに襲われたと、消防に
通報がありました。
救急隊員が駆けつけたところ、女性飼育員がおりの外に倒れていたほか、
おりの扉が開いて、中のヒグマがいなくなっていました。
地元の猟友会が、昼すぎにおりの外にいた4頭を射殺し、午後3時前に、
もう2頭を射殺しました。
消防は、この間に、熊に襲われ倒れていた女性飼育員を運び出しましたが、
すでに亡くなっていました。
さらに午後3時50分ごろには、行方が分からなくなっていた別の60代の
女性従業員も、牧場の敷地内で遺体で見つかりました。
猟友会と警察は、ほかに逃げた熊がいないか確認しています。
クマ牧場は、鹿角市の中心部から20キロほど南の山あいにあります。
秋田県によりますと、個人が観光用にヒグマやツキノワグマなど38頭を
飼育し、大型連休前に向けて開園の準備をしていたということです。
警察で、2人が熊に襲われたときの状況などについて調べています。
NHK 2012年4月20日 17時2分 動画あり
URLリンク(www3.nhk.or.jp)