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橋下改革の前に“駆け込み”市バス運転手 早期退職者15倍に
橋下徹大阪市長が民営化の方針を打ち出した大阪市バスの運転手のうち、
退職金が加算される早期退職制度を使って今年3月末に退職する職員が
昨年同時期に比べ約15倍に急増したことが12日、市への取材で分かった。
市長が4月からの給与カットを宣言していることから、退職金加算制度が
存続しているうちの「駆け込み退職」になったとみられる。
市によると、市は2007年度から、9月末と3月末の年2回、勤続25年以上か
50歳以上の職員が定年前に早期退職する場合に退職金を加算する制度を導入
。市バスを所管する交通局は独自に11、12年度に限って対象枠を45歳以上に
拡大し、加算率も45~55歳は30%に引き上げた。
交通局によると、市バス運転手の早期退職者は10年度の9月末が1人、
3月末が5人だったが、11年度は9月末が5人、3月末は77人で全運転手の
約1割に上った。バス運転手以外の交通局職員を含めた場合も、10年度の
計16人に対し11年度は242人で大幅増。
橋下市長は、市バス運転手の年収が739万円(49歳平均)で、関西民間5社の
544万円(44歳平均)に比べて高いと批判。今年4月以降、民間並みに給与水準
を下げる考えを示していた。
交通局は、予想外の早期退職の急増で運転手が不足するため、
急きょ現役運転手に月1、2回の休日出勤を求めることを決めた。
運行本数の減少など4月からのダイヤにも影響しそうだ。
交通局職員でつくる大阪交通労組は「橋下市長が加算制度を打ち切る可能性も
あるし、退職金カットも目に見えている。もらえる時にもらおうという心理が働いたの
ではないか」としている。
[ 2012年1月12日 17:23 ]
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