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最悪シナリオ、福島事故後に検討 政府は公表せず
細野豪志原発事故担当相は6日、閣議後の記者会見で、昨年の東京電力福島第1原発
事故発生後、1号機の原子炉が爆発して制御不能となり、4号機の使用済み燃料プール
から水がなくなり、燃料が損傷する事態を想定した「最悪のシナリオ」を政府内で作成して
いたことを明らかにした。
政府はこのシナリオを公表していない。細野氏は「想定しにくいシナリオをあえて描いた
もので、過度な、必要ない心配をさせる可能性があった。当時の対応として間違ったことは
していない」と説明した。
シナリオは、当時の菅直人首相の指示で、近藤駿介・原子力委員長が事故発生2週間後
の3月25日に作成した。
2012/01/06 13:51 【共同通信】
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