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世田谷で原発由来ストロンチウム89…3月採取
東京都世田谷区で今年3月に採取された大気中から、東京電力福島第一原子力発電所の
事故で飛散したとみられる放射性物質のストロンチウム89が検出されたことが26日、都への
取材でわかった。
文部科学省によると、ストロンチウム89が検出されるのは関東地方では初めて。
都は3月15日に同区の都立産業技術研究センターで大気を採取し、浮遊物質の詳細検査を
実施。その結果、1立方メートルあたり0・1ベクレルの微量のストロンチウム89を検出したという。
ストロンチウム89は半減期が50日と短いため、原発事故由来とみられる。半減期が約30年の
ストロンチウム90は、すでに都内や横浜市で微量ながら検出されていた。ストロンチウムは体内
に取り込まれると骨に蓄積されやすいが、都は「ごく微量なので人体への影響はない」としている。
(2011年12月26日16時06分 読売新聞)
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