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東電への賠償請求、双葉町が独自の請求書作成
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、加須市に町民と役場機能が集団避難
している福島県双葉町は、東電に賠償請求する町民が必要な書類を簡単に整えられるように
と、「やさしい原発事故損害賠償申出書(和解仲介申立書)」を作成した。
東電は賠償請求の方法に関する町民説明会を開いていたが、町民からは「手続きの内容が
一方的」「書類が多くて難しすぎる」など多くの苦情が町に寄せられた。井戸川克隆町長も
「加害者が示す枠組みに沿って賠償額が決まるのはおかしい」と、9月17日に東電に説明会の
中止を申し入れた。以来、賠償交渉はストップしている。
一方、町は、町民の賠償請求手続きを支援する弁護団を結成するための業務委託料5000
万円を11月、補正予算で計上。今回の申出書も、そうした支援態勢の一環として、埼玉弁護士
会の弁護士らの協力で作成した。申出書は25ページ。「心の損害」(慰謝料)や「かかった費用」
(事故による余分な支出)、「減ったお金」(入ってくるはずだった労働収入)など8項目からなる。
難解な専門用語は極力排した。請求の理由について一から書く必要がなく、あらかじめ示され
た項目から選べばよい書式になっている。町はこの申出書を全町民に配布し、東電との交渉を
再開させたい考えだ。
(2011年12月15日22時41分 読売新聞)
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