12/04/06 18:56:29.41 HzGNAk9o0
東大の日本史を見ていて思うのは、「いつの時代にどういう技術を使って国を治めていたのか」
という視点が重要だということだ。
東大というのが国家統治の大学であることを踏まえなければならない。
「中国・ソ連からの日本人の復員・引き揚げ」
第二次世界大戦の戦争損害が「日本人全員が受忍すべきものであり、損害賠償は憲法が想定していない」
という最高裁判例を踏まえる。
「明治憲法体制と政党内閣」
政党を語るうえでは「農民の比率」によって正当のあり方が変わってしまう升味準之助博士の説を踏まえる。
「明治・大正期の鉄道の発達」
鉄道事業はまさに国策であり、武田信玄が軍旗をかけたという伝説の松を枯らしても賠償額が低かったという判例を踏まえる。
「明治初期の国家構想」「明治維新の基本政策」
あらゆる「○○時代」というのが必ず「過去の批判」を行っていること。
いかなる体制も「純粋な国家」としてスタートしたがること。
明治新政府はその過去の批判の標的を「仏教ブランド」であるとしていること。
など、新政権は必ず「過去の批判」をすることを教科書で確認しなければならない。
要するに、「お前が国を治めるうえで必要なデータを歴史から拾ってみろ」と言う出題がなされている。