12/07/16 10:14:38.85 j1q76qks0
実用英語については、議論が平行線になりがちですね。
実用英語を標榜する人たちは、ともかくはまず口を開き、ともかくはまず一行だけ書いてみることから
始めようと言う。しかし残念ながら、大多数の人たちのいわゆる「コミュニケーション」は
自己満足に陥りがちで、通じてもいないのにしゃべりまくり、書きまくる。相手が相槌を打ってくれてるから、
自分の英語が「通じてる」と信じ込んで疑わない。
細かいことにばかり拘泥していてはいけないというのは、確かに正論だと思います。
しかし同時に、細かいことが読み取れ、聴き取れるからこそ、大量の文献を速く読み取り、
おびただしくしゃべりまくる相手の言葉の真意を読み取るのも速いはずだと私は思います。
たとえば、産業文献の翻訳者たちを見てみると、細かいところにとことんこだわった勉強の仕方をしてきた
人は、翻訳するスピード(つまり英文を書く速さ、日本文を書く速さ、英文・日本文を読み取る速さ)
が速いように思います。一方、概要を大雑把に理解すればいいという立場にいる人に限って、スピードも遅い。
そりゃそうだ、と私は思ってしまいます。細かいことをなおざりにしない態度がないと、それの積み重ね
である全体を読み取ったり聞き取ったり口頭や文章で表現できるはずがない、と思ってしまいます。