14/01/29 19:24:32.30 sHPXid5Q
高校生の修学旅行で起きた衝撃的な出来事。
戦争の話題になるので苦手な人はスルーしてほしい。
高校の時の修学旅行は沖縄だった。
二日目の日程の中に、沖縄戦を経験した女性の講演があってその話を聞いていた。
まあ内容としては悲惨だった、日本兵に住んでいるところを追い出された、日本軍のせいで戦争に巻き込まれた、ガマ(洞窟)内で日本兵が民間人を皆殺しにしたなどなど。
俺は「話早くおわんねぇかな」と話半分に聞きながらも「日本軍ひでぇな」とは考えてた。
事が起こったのは講演もあと10分って時(移動時間とかも含めてスケジュール立ててるから、講演は閉めに入ってた)
違うクラスの男子がいきなり立ち上がって「ふざけるな!」と怒鳴った。
喋ってた人もスタッフも生徒も先生も呆然、その男子は続けて言った。
「俺のひいじーちゃんは沖縄出身じゃないのに沖縄を守るために応援として沖縄に行ったんだ、そしてあんたら民間人が北に非難する時間を稼いでそこで戦死したってばーちゃんに聞いた!」
「そもそも戦争に巻き込まれたとか言ってるけど日本軍の立てた疎開計画に従わないで戦争に自ら巻き込まれたのはあんたら馬鹿な沖縄の民間人じゃないか!なのにあんたは日本兵の悪口ばっかりしか言わない!」
そしたら女性、少しうなづいた後「あなたも戦争の被害者なのね」と
男子はさらに大きな声で
「ふざけるなよ!ひいじーちゃんへの言葉は一つもなしかよ!」
「ひいじーちゃんはあんたに悪く言われるために沖縄まで行って死んだんじゃないんだ!」
そこまで言ったところで先生が外に連れて行った。
最後に女性が「かわいそうに」とつぶやいた後
「あの人のひいおじいさんも私の家族も日本軍に殺されました、悪いのは軍なんです、皆さんはそれを忘れないでね」
といってしめた。
男子はその後修学旅行中にも普通に何度か見かけたけど、ぱっと見普通だった。
俺には男子と女性どっちが正しいかわかんないけど、曾祖父を侮辱されて起こる気持ちも家族や知り合いを殺された気持もたぶん本当なんだろうなとは思う。
この時から片方の言い分だけをうのみにするのはやめようと思った。