13/08/19 22:13:08.31 /GEqt/gh
そしたら「あっそ」と、まんまこの言葉が返ってきた。
そして「俺まだひとり」って言われたけど、だからなに?って感じだし
何をどう答えていいのか分からないから黙ってた。
「なんでここに居るん?」「今どこに住んでるん?」と色々聞いてきたけど
適当にぼかして答えた。
そしたら私の斜め後ろの席に座って、私の隣の席の背もたれに腕を乗せて
ニヤニヤしながら私の顔をずっと見てた。
「いいねーひとりだけ幸せそうで」「俺なんて振り回されただけだもんねー」とか
小さな声だけどハッキリ聞こえるようなトーンでずっと話してた。
搭乗時間までまだ15分ぐらいあったから搭乗ゲートを離れ、
ギリギリまでウロウロして時間をつぶした。
幸い機内での座席がかなり離れていたのは良かったけど
到着まで落ち着かなかったし、到着後は一番に脱出した。
お見合いして付き合っていた間は、あんなネチネチしたところも
嫌らしいところも見せなかったけど、
きっと何処かでだだ洩れてたんだと思う。
鈍感な私だけど、どこかで警報が鳴ってたんだろうな。
警報装置が壊れてなくて良かった。
しかしいくら小さな日本と言ったって、
地元から離れたあんなところで再会するなんて
本当にビックリしたし、やつの顔を見た時は心底怖かった。
これが私の衝撃的な体験。