13/04/27 16:25:27.23 K4zVpkIB
このスレ読んで鮮明に思い出した修羅場
今から二十○年前、私(♀)が20歳くらい頃の話。
夜の何時頃だったかな、結構遅い時間だったと思う。
私は線路沿いの道をいつものように自転車で走っていた。
その道は車のすれ違いがやっとの幅で反対側には、家、畑、木々が並んで
いるんだけど、ちょっと走れば田んぼが広がっているようなド田舎。
自分の家まであと少し、すれ違う人など誰もいない暗い道をテレテレ走っていると
後ろからワンワンと犬の声が聞こえてきた。
振り返ると20mくらいの距離に2匹の犬のシルエットが見えた。
大きさは中型犬くらいだったと思う。
犬たちは立ち止まったまま盛んに吠えていた。
イ ヌ ガ イ ル イ ヌ ガ ホ エ テ イ ル
ウーーって唸ったと思ったら、こっちに向かって走り出してきたじゃないか。
これはマズイ、危険、怖い、逃げよう、頭の中のサイレンが鳴り響いた。
全速力でダーッシュ。
したつもりだったがあっさり追いつかれてしまう、丈夫な学チャリは加速が悪かった。
左右に分かれた犬達は牙をむき出し吠えながら足に攻撃してきた。
私は恐怖に震えながらも必死に自転車を漕いだ。
踵に犬の歯が当たった。
こいつら本気だ。
この先の曲がり角が危ない、家に着くまでには間違いなくやられるだろう。
動物は逃げるものを追いかける習性がるとか何とか、誰かが言ってたっけな。
でもどうすりゃいいんだよ、食われないためには・・・・・・戦うしかない。
そう決心して、一か八かの賭けに出ることにした。
こっちには自転車という武器もあるし、目には目を、犬には犬をだ。
つづく