13/05/15 13:30:52.67 T1Da7uCw
じゃあ、江戸時代の日本の農民は、奴隷だね。
自然人としての諸権利は著しく制限されている。
参政権無し、移動の自由無し、完全な名前を待つ権利無し、武装する権利無し。
職業選択の自由無し(逃散禁止)、生命の自由無し(領主の斬捨御免特権)……と。
土地の付属物としての扱いだから、人身のみで売買されることは少なかったけれど、
別の視点からいうと、人身そのものの価値評価が低かった。
耕作者の意向関係なく、自然人としての諸権利を有する領主層の土地の譲渡に伴って
自身の支配者が入れ替わる。
勾引(奴隷狩り)が禁止されていたり、斬捨御免が滅多に行われない、行われると領主から
厳しく追及を受けるというのも、耕作者という土地の付属物を毀損することで領主の財産価値を
低下させる行為だからだ。牧場の牛馬を殺したり、畑の作物を荒らしたりする行為を戒めるのと
同じ原理だ。