12/05/16 14:57:32.72 bFCfmTZH
∞地震多発地帯 支え合う日本・台湾
東日本大震災を経て、日本の被災地と台湾の交流が活発になっている。震災後、台湾から被災地に寄せ
られた寄付金は200億円以上。地震多発地帯に位置する両地域の人々は今、互いに支え合っている。
東京都新宿区の雑居ビルの地下1階で先月、小さな震災写真展が開かれた。平野達男復興相や被災地
の首長らが駆けつけ、主催者に感謝の気持ちを伝えた。
写真展を開いたのは、被災地でボランティアを続けてきた台湾のNGO。メンバーの一人は「わざわざ復興
相が来てくれるなんて思わなかった」と涙ぐんだ。
台湾では震災直後、被災地を支援する機運が高まり、水や食料といった支援物資だけではなく、自治体
の職員が休むトレーラーハウス、消防車などを沿岸の自治体に贈った。
主催者の一人は「あの時、日本から受けた支援への感謝の気持ちを忘れていない」と話す。
1999年に台湾大地震が発生し、2400人を超す犠牲者が出た。阪神大震災の4年後だったこともあり、
日本からレスキュー隊や多くのボランティアが駆けつけた。
台湾のボランティア団体のメンバー陳金発さんは、台湾大地震の2日後に被害が激しい台湾中部の東勢
地区に入った。大半の家屋が倒壊し、遺体が路上に放置されていた。
その無数のがれきの中で「東京都」というユニホームを着たレスキュー隊員たちが危険を顧みずに生存
者の捜索に当たっていた。
「捜索も物資の運搬も、日本人が一番親身になって手伝ってくれた。苦しい時に支え合える。そういう
関係なんだと教えられた」
いつか日本に恩返しをしたい。陳さんは、東日本大震災の翌日、茨城県大洗町や岩手県陸前高田市で
炊き出しのボランティアに加わった。同じメンバー陳麗芬さんは「私たちは台湾で同じ経験をしている。今
がどれほどつらくて苦しいか、日本の被災者の気持ちが分かるんです」と言う。
スレリンク(news4plus板)l50