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プッチプチの昔話
昭和の末、親父は仕事柄よく警察や消防の人たちと接していた
ある日、市内のちょっと高級なレストランで警察の上の方々とお会いすることになっていた
お互い面識がなかったので、店舗入り口から裏の○○○番駐車場付近に車を止め、
それから一緒に店に入ろうということになっていたそうだ
当日、親父は一足先に指定された場所で待っていた
すると遠くの方でチンピラ同士の争いのような声が聞こえた
親父はその様子を遠巻きに見ていたそうだが、
「小チンピラ4、5人が別の大チンピラ2人にボッコボコにされ、高級そうなスーツはビリビリ、一人はパンツ一枚にされた
別の一人は排水溝に叩き落され、残った全員が大流血していた」とのこと
もうオチは分かったと思うけど、そのガタイのでっけぇ大チンピラ2人組みが、今日お会いする予定だった四課こと通称④の人
「やあやあ、つまらんもの見せてすんません
(親父)さんですね?さ、入りましょう」
とは言ってもさっきの光景が脳裏に焼きついてるわ、顔を見るだけで誰もがションベンちびりそうな立派な面構えだわ
親父は意を決して聞いてみた
『あの~、さっきの乱闘はいったい何が?』
「ああ、あれですか
公務執行妨害の現行犯逮捕ですわ
今ごろ刑事が来とるんじゃないですか?」
『公務執行妨害ってことは、あいつら警察にケンカ売ったんですか?』
「ええ、それはもう
“おのれらどこの組のもんや?” “聞こえんかったか?どこの組のもんか聞いとるんじゃ!”
と俺が聞いても無視するんですよ
酷い妨害でしょう?」
『…………』
暴対法施行前はこういうことがあちこちであったそうだ