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『安田美沙子のNIKE物語』
「あの頃はがむしゃらだった」
小学校の入学祝いに両親に赤いランドセルを買って貰って以来の楽しみ、成長した美沙子は中学で バスケットボール部に入部した。
祝日に母親に伊勢丹に誘われ、部活に使用するバッグを買いに行った。美沙子はジョーダンがスポンサー契約して いるNIKEにしようと、腹を決めていた。
店の陳列を眺めていた美沙子の瞳に、ピンクとシルバー のコラボが可愛いリュックが飛び込んできた。
N IKEの大きなグラフィックデザインが大のお気に 入りだった。
中学の3年間を、体操着やシューズを詰め込み、 リュックがへなへなに使い古されるまで、大事にした。
美沙子の夢は思う存分NIKEのユニホ ームやシューズが揃えられたら、幸せだなあと思っていた。
「オールアウト、そしてオールアバウトへ」
あれから数年、グラドルとして成功すると、走ることが唯一の特技の美沙子に、NIKEのイメージ ガールの仕事が持ち上がった。
タイガー・ウッズ の不倫騒動でNIKEの株が下がった危機を、清潔感が売りの安田美沙子と契約する事でイメージア ップを計算していた企業側の願いを、彼女は快く承諾した。
「うちアホやさかい、難しいことわからへん。走ることしかない取柄がないから。だって、聡子は人間だもの。。。」
今、美沙子は朝の連続テレビ小説<カーネーショ ン>の聡子として、抱いていた夢を叶え、思う存分、NIKEブランドのアスリートファッションで 自分を磨くことができた。