12/06/28 08:32:58.87 /AL/V4YqO
あまたの強豪校から特待生の誘いを受けたが､一生徒として横浜に進む道を選んだ｡
理由は一つ｡投手として成長し､ﾌﾟﾛに進むためだ｡松坂大輔(米大ﾘｰｸﾞ･ﾚｯﾄﾞｿｯｸｽ)や成瀬善久(ﾛｯﾃ)､涌井秀章(西武)など好投手を輩出し続ける名門以外､眼中になかった｡
柳は小学6年のとき､交通事故で父を失った｡｢家族で男は自分一人だけ｡頑張ってﾌﾟﾛに行って本気でお金を稼いで､恩返しをしたい｡そうしないと､ここまで野球をしにきた意味がない｣｡その覚悟の強さが､18歳を支えている｡
2年の春と夏､そして今春｡3季連続で甲子園に出場したが､満足はしていない｡｢最高で(選抜で)2回勝っただけ｡2回勝つために練習しているわけではない｡日本一を目指してやってきた｣
もちろん､神奈川の夏を勝ち抜く難しさは分かっている｡県内の並み居る強豪が｢打倒･柳｣を掲げて猛練習していることも｡｢でも､自分はそれ以上にやっている自信がある｡夏は技術だけではなく､どれだけ頑張ってきたかも関係してくる｣