12/06/27 12:30:58.84 kiMjv5cs0
26日の日本ハム-楽天戦(東京ドーム)の試合前。山田正雄GM(67)に、改めて菅野の獲得の意思をたずねた。
--再指名の可否が決まらないと、球団も困るのでは?
「う~ん。ただ、ウチも今年の場合、実際に誰を1位指名するかはドラフト会議直前の10月ころまで決まらないと思う。だから、それほど判断をせかす理由はない」
--公式戦には登板できないが、実力をどう計るのか
「確かにそうだね。それは難しいと思う」
山田GMは今月中旬、全日本大学野球選手権を視察。
その大会では、菅野と並びドラフトの目玉となる亜大・東浜巨投手も登板している。
--東浜への興味は
「スピードガンの表示はそれほどでなくとも、球筋がいい。完投を前提にペース配分して試合を作る能力もある。プロに入ってすぐに先発ローテに入れる投手だと思う」
--かつて巨人とは頻繁にトレードが行われていたが、菅野指名の件で確執でも?
「そんなことはないですよ。今のところありませんが、必要が生じれば(巨人と)話をしなければいけないと思っています」
仮に再指名可能の判断が下りたとしても、日本ハムが実際に再び袖にされるリスクを犯してまで菅野指名に踏み切るかどうかは別問題。
東浜ら有望株は他にもいるのだから、なおさらだ。
もちろん、中畑清監督(58)率いる横浜DeNA、現在Bクラスに低迷する阪神も、あくまで菅野を候補リストからは外さないと表明している。
その菅野は、大学選手権でも後輩の応援に駆けつけている。
もちろん出場はできないが、紅白戦やシート打撃などで登板。
「週に1、2回は投げています。今季の最速は152キロでした」と、順調に“浪人生活”を送っていることを強調している。
しかし、大人の事情はあまりに複雑だ。
渡辺会長は「2年契約だから、最後までやってもらう。辞める理由がない」と完全擁護。
続投を約束しているのだが、シーズン終了時点の成績によっては、原監督がどう決断するかも不明だ。
もちろんスキャンダルが今後、どんな方向に拡大していくかも分からないなど、予断を許さない。
これが、菅野の置かれた状況である。
22歳の若者にとっては、あまりに過酷といえようか。