乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーを決めようぜ30at GGIRL
乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーを決めようぜ30 - 暇つぶし2ch275:総評 5
12/03/25 20:59:52.87 xw5AyJAc

2011年度、乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー大賞――
……それは、「遙かなる時空の中で5」である。



焦点となった主人公とシナリオという面を見ると、この作品には他2作よりも突出したクソ要素が見受けられる。
乙女ゲーであるにも拘らず男性受けを狙った主人公、全体の3分の2を占めているその主人公の物語、その長さに反して異様に短く、恋愛過程の描写がない攻略対象の物語、
史実を基にしたという攻略対象たちは、誰もが主人公に唐突に恋をし、意味もなく彼女を褒め称えるだけの「信者」となっている。
攻略対象に関しても、土佐弁を喋らない坂本龍馬、ただの風邪で開始当初から死にかけている沖田総司、金や高級品を与えることでしか女を口説けない小松帯刀等、もはや名前だけを借りた別人。
特に薩長同盟の場で腰を抱いていちゃつきだす高杉晋作、ただの変態ストーカーと成り下がった福地桜智の両名はもはや元の人物の面影すらなく、多くの歴史ファンを阿鼻叫喚の渦に巻き込んだ。
幕末作品には欠かせない彼らの思想の違いゆえの衝突は、主人公への愛さえあればいう不自然なストーリーで無理やり補完される始末。近作の舞台が幕末である必要性が全く感じられない。
これは、歴史ゲーの金字塔と名高いコーエーテクモゲームズの看板をも失墜させるほどの冒涜行為である。
また、どんなジャンルのゲームでもフルボイスに移行していく中、サンプルと何ら変わらない出来のパートボイスを貫いているという点も、十分な勝因と言えるだろう。
内容を濃くした上での容量不足によるものであるのならば説明は付くのだが、内容はどこをとっても濃いとは言えず、さらにフルボイスに出来るだけの容量は十分にあったという。
こういった製作側の怠慢を指摘する声も、この作品には多数挙がった。

しかし遙か5には、歴代大賞作が備えていた致命的なバグやシステムの不具合等、「絶対女王」の条件がないことは事実だ。
遙か5が備えるシステムは良くも悪くも従来シリーズと変わらず、その他のエントリー作品にも、問題視されるほどの欠陥は見受けられなかった。
ノミネート作の一つ、アムネシアには口パクと音声がずれるというバグが搭載されていたが、「絶対女王」と呼ばれるには些細なものだ。
大賞としての決定打に欠ける今回のエントリー作品の中で、シナリオやキャラといった乙女ゲーに重視されるべき点でのクソ要素の蓄積で選出された遙か5は、
まさに「乙女ゲーならではのクソゲー」の大賞に相応しいと言えるだろう。


まさに激動だった2011年クソゲーオブザイヤー。
その最後を、遙か5屈指の迷言とされた高杉晋作の言葉で締めくくろう。



「スレでは激論が繰り広げられていたが…2011年KOTY大賞は、ゴランノトオリダー」





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