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>>107 DCGS 龍之介ルート
願い事を叶えるといわれる桜の木が存在する常春の島が舞台
主人公の史桜はある日記憶喪失の男の子と遭遇する
史桜の顔と名前、そして「龍之介」という名前だけが記憶のすべてだった
史桜と離れたくないという龍之介の希望から一時的に預かることにする
普通に食事ができない、言う事を聞かないと最初は頭を悩ませるだけだったが
徐々に聞き分けがよくなっていく
史桜の帰りを学校の校門前で朝からひたすら待っていたりとどこまでも史桜にべったり
そんな龍之介を憎からず思うようになるが、突如別れはやってくる
以前史桜が拾った子犬の話をする龍之介
引き取られた先のおじいさんが亡くなって、再び史桜に会おうとした子犬
しかし途中で事故にあってしまい命がつきかける
「最後に史桜に会いたい。お礼を言いたい」
桜の木はその願いを聞き届け、龍之介は史桜の前に現れた
願いは叶うが、命は元に戻らない
消えた龍之介を探しだすが、彼はごめんねと微笑むだけ
最期に会えたことに感謝しつつ彼は伝えます
「泣かないで。笑った顔が好きだから」
目の前で消える龍之介がいた場所には小さな子犬
史桜は亡骸をそっと抱きしめる
約束どおり泣かないで過ごす史桜はいつか龍之介の魂を持った子が現れるのを信じて日々を過ごしていく
~それから~
子犬の墓がある場所に訪れるとそこには別の子犬がいます
龍之介のことを思い出すと聞き覚えのある声が
「そいつ、俺みたいに助けてやってよ」
僅かな時間の逢瀬
「魂の順番待ち。いつか会えるよ」
二人は約束して、再び別れる