08/04/27 12:15:54
>>98
アインスは使い魔ではなく、
竜の命ともいえる竜玉をレオンに奪われているために彼に仕えている。
竜玉のないアインスは、魔力もほとんどなく、竜の姿にもなれない。
最終目的はレオンから竜玉を奪い返すこと。
レオンの魔力が封じられている現在でも、竜玉の場所が分からず奪い返せない。
そこで、くるみを篭絡し、
「私のことが好きならレオンと寝て、彼から竜玉の場所を聞き出しなさい。
そうしたら私達はずっと一緒にしあわせになれます」
と、どこからどう見ても結婚詐欺師の常套句がw
しかしくるみは結婚詐欺師に騙される女のごとく、
アインスを信じて、嫌々ながらもレオンに抱かれようとする。
レオンに抱かれる直前、アインスが
「竜玉のためとはいえ、やっぱり好きな女を他の男に抱かせるなんてできない」
と、止めに入ってくる。
レオンはアインスの思惑に気付いていて、それにわざと乗っていた。
竜玉はレオンが魔力で作った異空間に隠してあるので、
魔力が封じられている今は、レオン自身でも取り出すことが絶対に出来ない。
くるみが処女だったら魔力を復活させて竜玉を取ることも可能だったかもしれないが、
アインスが手を出した時点でそれも不可能になってしまっていた。
つまり、アインスの策が裏目に出ていた。
もしそうでなかったとしても、
アインスは操ろうと思っていたくるみを本気で愛してしまい、結局計画は無効に。
しかし、いろいろあったものの、長年共にいたということで、
レオンとアインスには奇妙な友情みたいなものがあり、
アインスはレオンのために、くるみと共に、白い蝶を探す旅に出る。
数年後、ふたりは無事白い蝶を見つける。
これでレオンの呪いも解け、アインスの竜玉も返してもらえると、くるみは喜ぶ。
しかしアインスは、竜玉がなければ成長速度が人間とほぼ同じなので、
くるみと共に生きるために竜玉は返してもらわなくていい、
一緒に生きよう、と約束するのだった。