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乙女@【一つ】ストーリーを教えてもらうスレ【よろしく】 - 暇つぶし2ch325:仁義なき乙女 朝生ルート 幸せのスミレED
11/08/04 16:10:15.42
<帰ってくるまで待つ>を選ぶと、幸せのスミレEDへ

朝生の帰りを待ちくたびれ、室内の本棚を見渡すと、ぼろぼろになるまで使いこまれた六法全書が目に付いた。
その本には、フチが焼け焦げた朝生の幼少時代の写真と、新聞記事の切り抜きが挟まれていた。
今の皮肉な態度からは想像がつかないほど、写真の少年は笑っている。
写真を見ながら謎が多い朝生に思いを馳せていると、いつの間にか帰ってきていた。
朝生は写真を取り上げ、主人公への拒絶の言葉を口にすると、写真を破り捨てた。
主人公が驚きの言葉を口にすると、この世で一番憎んでいる相手の写真は、自分の憎悪を掻き立てるのに有効だったと冷たく言い捨てる。そのおかげで勉強がはかどった、とも。
営業用の態度をつくろった朝生に、主人公は部屋から追い出される。
主人公は、次第に朝生の過去が気になり始める。

新聞の切り抜きを頼りに、図書館に調べ物に来た主人公。
そこで見つけた、政治家秘書一家焼死事件に朝生の名を見つける。
家族を亡くしてから孤独な人生を送ってきたであろう朝生が、家族を憎む理由がわからない。知れば知るほど、謎が深まるばかりだと感じる。
そんなとき虎桜組へ龍蓮会が突然の襲撃を行い、龍の立場は悪くなる一方。
実況検分に来た刑事の喜多川が現れて、「龍蓮会へ帰れ」と説得する。
大の男二人で、主人公を朝生に取られた悔しさと悲哀を分かち合う。

朝生は主人公を高級ブティックに連れて行き、婚約披露宴で着るドレスを買うという。
まだ婚約が現実的に思えない主人公は、「わたしのことが好きなんですか?」と尋ねる。
しばらく考え、「別に…。」と答える朝生。
それで婚約なんてありえない、と騒ぐ主人公に「先代の決めたことだ」と冷静に一言。
朝生のことは嫌いではないが、先代の決めたレールに乗っていいのか悩む主人公。
そして迎えた婚約披露宴当日。
買ったドレスに着がえると、主人公にぴったりのものだった。
驚く主人公を前に、黒いタキシードに着替えた朝生はスリーサイズをズバリ言いあて、お得意の皮肉を口にする。
婚約披露宴で、朝生に必死になってついていこうとする主人公。
しかし、慣れない衣装や場についていけず朝生を見失い、ついパニックになってしまう。
ドレスさばきに失敗して転んだ主人公の失敗を、朝生は巧みに取り繕い、その場を収めて控室に移動する。
しかし先ほどまでの優しさとは裏腹に、控室では態度が豹変する。
いい人かも、と期待を抱いた主人公の好意は、いともあっさり消え去った。

婚約披露宴が終わって帰宅すると、部屋に一通の手紙が置かれていた。
龍からのもので「龍蓮会に行きます。朝生とお幸せに」と記されてあった。
朝生にその手紙を見せると、「とうとう本性を現した」と、想定内だった様子。
近いうちに虎桜組と龍蓮会の抗争が始まる可能性を示唆し、組員に覚悟するように言う。
落ち込む主人公を元気づけようと、天音が倉庫から花火を持ちだして、屋敷内で行き倒れていた武藤先生と打ち上げの準備をする。
花火の誘いに喜ぶ主人公。
しかし、例の如く朝生に仕事を言いつけられ、行くことができない。
仕事をする部屋の窓から、打ち上げ花火が盛大に上がったのが見えた。
美しさに心奪われているのもつかの間、花火が庭の木々に引火し、火事を知らせる警報器が鳴り響く。
仕事を放って消火に駆けつける主人公。
懸命な消火活動にもかかわらず、火の手は次第に燃え広がっていく。
その時、消火の陣頭指揮をとっていた朝生の体が、小刻みに震えだしたことに主人公は気づく。
「なんでもない」と答える朝生だが、冷や汗を全身にびっしょりとかき、顔面蒼白で視点が定まっていない。
普段の朝生なら絶対に見せない様子に、主人公は衝撃を隠せない。
強がる朝生だったが、とうとう立っていられず主人公と一緒にその場に崩れ落ちる。
「放っておいてくれ」と言われても、主人公は朝生の側を離れられない。
主人公の脳裏に、あの朝生が破った例の焼け焦げた写真がよみがえった。


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