11/06/22 01:18:59.77
>>305の続き
その後しばらくヴィヴィアンとセシルは兄妹のように仲良く過ごすが、
ある夜ベッドの上でヴィヴィアン、セシル、琥珀が仲良くアイスクリームを
食べているとダウスの襲撃に合う
ヴィヴィアンはまだ幼く力も完全ではなかったので、セシルと琥珀はダウスの
攻撃に倒れてしまう
セシル、琥珀を助けるためにヴィヴィアンは咄嗟に魔法を使い
精霊王に貰った剣にセシルの魂を、盾に琥珀の魂を閉じ込めてしまう
セシルは自身の記憶と剣である精霊の記憶が混ざって混乱するから
ヴィヴィアンに新しい名前をペチュニアと付けて貰いこれからも
ずっとヴィヴィアンを傍で守り続けると心に誓う
(ちなみに琥珀は犬とドラゴンが合体して狼の姿になり八角と名づけられた)
ヴィヴィアンを愛しているのに少女のような姿で男として愛せない事に
苛立ちを覚えながらもフェキニアクスを迎える
今回のフェキニアクスはいつもと違うことを不安に思っていたが、
ペチュニアが剣として八角が盾として活躍して新人執事のクリストファーが
月の気まぐれでヴィヴィアンの力の源となりダウスに勝利する
精霊王から受け取った時に戦いが終わったら剣と盾を返す約束をしていたので
ペチュニアは精霊王の元へ、八角はドラゴンの国へと帰るため姿が消えかかっていた
ヴィヴィアンは離れたくなくて思わずペチュニアの手を握りしめる
次の瞬間、気づくとヴィヴィアンとペチュニアは何もない宇宙のような空間にいた
何もないが互いさえいればそれでいいとさらに手を固く繋ぎ合う
END