09/04/29 19:47:05
>>153
【エヴァンスルート】
くるみが魔界に飛ばされて、リュカに市場で売られるまでは共通。(>>139)
リュカからくるみが『人間』であると聞いて、
科学を研究しているデルタのために、エヴァンスがくるみを買っていく。
人間界で魔術が胡散臭くて本当はありえないと思われているのと同じように、
魔界では科学が胡散臭くてありえないものだと思われていた。
けれどデルタはそれに心酔していて、個人的に科学を研究している。
エヴァンスはその助手。
くるみはメイドをしながらその研究所で暮らすことになる。
くるみははじめ、自分が夢を見ているのだと思っていた。
だからそんなに取り乱すこともなく、普通にふるまっていた。
けれど、日が経つにつれ、これが夢ではなく現実であり、
自分が見知らぬ魔界に飛ばされてしまったのだと実感するようになる。
元の世界(人間界)に帰りたいと苦しむくるみに、エヴァンスは、
「帰りたいと言っても帰さない」
「帰りたくなくなるようにしてあげる」と言ってくるみを抱く。
そんなこんなでエヴァンスとエロエロしているうちに、
くるみの心も癒えていく。
しかしそんな折、デルタの研究所に脅迫状のようなものが届いていることを知る。
エヴァンスは、実は権威ある魔法研究所所長の息子であり、
そんな彼が胡散臭い科学研究所にいることは非常に不名誉なので
デルタに圧力をかけてきているらしい。
エヴァンスを連れ戻そうと、魔法研究所から人が送り込まれてくるが、
エヴァンスはそれを笑いながら虐殺する。
悪いことをしたという意識は一切なく、無邪気な子供のように笑っている。
くるみが人間界につながる穴に近づいた時などは、
「もし帰るとか言い出したら、足を切り落とすか、
首を切り裂いて殺すか、どっちにしようか迷ってた」などと無邪気に笑って言う。
強大な魔力を持ち、魔法研究所でずっと物のように扱われてきたエヴァンスは、
「怖い」や「哀しい」という気持ちの分からない、無邪気で残酷な子供だった。
しかし、くるみを深く愛するようになると、
エヴァンスにもだんだん人間らしい心が出てくるようになる。
人間界のことを捨て切れないくるみのためを思って、
泣きながらくるみにわざとつらく当たったりひどいことを言って
人間界に帰るように仕向けるエヴァンスに、
くるみは魔界に残ることを決意する。
(寿命の違いは、エヴァンスの魔法で体の時間の流れを遅くすることで解決)
そして二人は魔界でラブラブしあわせに暮らしました。