12/01/26 21:35:49.61 kwN4ZdK70
>>528
政府の税収は「税収=名目GDP x 税率 x 税収弾性率」で求められます。税収弾性率とは、名目GDPが1%増えた際に、税収が何%増えるかをあらわす指標です。
例えば、名目GDPが成長をし始める、すなわち好景気になると、赤字を続けていた企業が法人税を払い始めます。あるいは好景気で失業者が就職すると、所得税を払い始めます。
結果、「現在の日本」で名目GDPが成長を始めると、税収は経済成長率以上に伸びることになります。(現在の税収弾性率は3~4と言われています)
逆に、景気が悪くなると、それまで法人税を払っていた企業が赤字になり、税金を払わなくなります。また、所得税を支払っていた人が失業し、やはり税金を払わなくなります。
結果、税収は名目GDPのマイナス以上の率で減ります。
いずれにせよ、政府の税収は名目GDP次第であるということに代わりはないわけです。