00/12/05 10:16
>>31その他
貴方も本当に礼儀がなってないよ。(苦笑 まぁ2ちゃんでそんな事言っても仕方ないけどさ。
だからさ、実際ジェットシムでは水平最高速度の数値さえ明らかにおかしいもんなんだって
ば。大体、現実で計測した水平速度とか上昇率は多少は合うだろうよ。合うように作ったん
だから。でも、ひとたびGかけたりと条件を増やしたら、そんな式はすぐにズレる。
それからね、シムでの出力を見て、、、っていうけど、シムのソースアルゴリズムに直接変数
を与えて出力値を見たりしていってるわけ?(藁 違うよね。大抵ソースは見られないもの。た
まぁに開発者筋からコンパイル前のソースが流出したりするが。余談だが、信奉者の多そうな
Falcon4のソースが前に流出したことあったね?あれを見た友人がいうには「なかなかうまい
式(模擬式ね)を作ってるけど、やっぱり速度域の変化による気体粘性影響の処理やなんかが
省いてあるっぽい。PSMは言わずもがな」だそうだ。よくあんな馬鹿でかい物を見る気になっ
たと思うが、それはともかく、シムなんてそんなものだってことね。
話が逸れてたが、俺が言いたいのは、出力を見るっていっても画面出力を目で見て、せいぜい
ストップウォッチ片手に計測する程度でしょ?でもって入力はアナログスティックと。(藁
そんなので得られた「実験結果」が信用できると思う?
アルゴリズムだって挙動を色々観察していればある程度分かるものだよ。「あぁこれはこうい
う処理は省いてるな」みたいなことが。数値云々以前に、明らかに挙動が起こってないからね。
計器を見ても全く反応がなかったり。
ダッチロールやカルマン渦は乱流にしては簡単な方だよ。単にそれらしい挙動を与えたいなら
ば胴体に対する気流の方向が一定の仰角を超えた時点で左右に規則的に振れるように書くだけ
でいいんじゃない。つまり、これがシムのごまかしの技法なわけ。当然、他の効果が複合した
りした場合は全くおかしくなるけどね。本当に乱流の影響を計算するわけにはいかん。
スパコンでも無理かとか言ってた人がいたが、それは違う。時間を掛ければいくらだって正確
な演算は可能だよ。当然航空機の研究の際はばっちり式に基づいてやってるさ。ただそんなの
はリアルタイムのシミュレーションでなんかできっこない。ましてパソコンでは。そういうこと。
速度域での話だけど、これはほんとに難しい。極低速では空気粘性の影響が大きく働くし、亜
音速では空気粘性の問題がほぼ無視できる程度になる代りに、局所的に衝撃波が発生することも
あるし、遷音速では翼前縁での誘導気流の状態が全く変化し、それに伴い層流状態も変る。空気
は非常に「硬く」なり、衝撃波の影響も大きい。でもって、音速を超えれば気体特性は全く変っ
てしまうと。これら全て、別物といえるほど特性が違うのに、現実にはこれらが無段階に移り変
わっていくという複雑さ。こんなの真面目に模擬できるわけが無いのだ。(笑