13/02/08 01:09:56.87 P
イカが海から跳びはね、体内にためた水を体外に噴射するジェット推進で加速し、ひれを使ってバランスを
整える高度な「飛行行動」を行っていることが、北海道大大学院修士課程の村松康太さん(24)らの
チームが撮影した連続写真の解析で確認された。
イカが水面から飛び出すことはこれまでも知られていたが、一連の過程を連続写真で解析して論文にまとめた
点が評価され、今月5日付の海洋生物専門誌「マリンバイオロジー」電子版に掲載された。
村松さんによると、イカの飛行は、〈1〉飛び出し〈2〉噴射〈3〉滑空〈4〉着水―の4段階に分類できる。
飛び出しや着水時には腕や頭のヒレを折りたたんでいるのに対し、滑空中には広げており、体を持ち上げる
「揚力」を生みだしていた。
一方、スミを吐いたり、速く泳いだりする時に使う「漏斗」を用いた海水のジェット推進も、水中と空中の両方で行っていた。
撮影したイカはスルメイカの仲間とみられ、時速約36キロ・メートルまで加速して高さ2~3メートルに達し、
3秒間で約30メートル飛行したと分析された。
村松さんは「捕食者から逃げるため、飛行能力を発達させたのだろう」と話している。
ソース
読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
【画像】滑空するイカの群れ(2011年7月、北大修士課程の村松康太さん撮影)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)