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邪悪
極めて悪いこと。
自己中心的であり、 自 ら の 欲 望 の 実 現 の た め な ら 他 者 を 不 幸 に す る 事 す ら い と わ な い という心的情動を形容したことば。
心がねじ曲がって悪いこと。また、そのさまやそのもの。
例1)
ピサロ「ロザリー。わたしは にんげんを みな ほろぼすことにした。
ピサロ「まもなく せかいは さばきのほのおに やかれるだろう。
ピサロ「わたしの しごとが おわるまで ロザリー おまえは ここに かくれているのだよ……。
ロザリー「おまちください! ピサロさま!
ロザリー「…………。
ロザリー「だれか だれか…… ピサロさまを とめて……。
ロザリー「わたしの さいごの わがままを きいてください……。
ロザリー「どうか どうか…… やぼうをすてて この わたしと……。 ぐふっ!
デスピサロ「ロ ロザリー!
デスピサロ「…………。
デスピサロ「ゆるさんぞ! にんげんどもめ! たとえ わたしが どうなろうとも ひとりのこらず ねだやしに してくれん!
※恋人の懇願を無視。死ぬ間際の遺言ですら、利己的な怒りの燃料に変える。すでにロザリー殺害犯は殺している点に注意。
例2)
ピサロ「……人間たちよ。 おもしろくはないが お前たちに 礼を言わねば ならんようだな。
ピサロ「お前たちは ロザリーと このわたしの 命の恩人だ。 素直に感謝しよう。
ピサロ「人間こそ 真の敵と 長年 思い込んでいたが…… わたしは まちがっていたのか?
ピサロ「……この心が定まるまで わたしは村に戻り ロザリーと 暮らすことにしよう。
※自分が死にかけて初めて考えを改める。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』というが、彼にとっては恋人の死ですら、自分の考えを改める切っ掛けにならなかったのだろう。
例1)で恋人の懇願を無視している点と併せて考えれば、ピサロの利己的、自己愛的な性格・思考は明確になる。
邪悪とは何か? 悪党とは何か? ピサロというキャラクターは明確に、その一例を示してくれている。