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野島が書いた小説
「でも、新しい人生のことを考えたのは何度目だろうと思ったら、おかしかった」
「どうして?」
「おれは全部失敗してるからな」
「笑えないよ」
「―次は大丈夫だと思うんだ」
クラウドは少しの間考えてから続けた。「今度はティファと一緒だから」
「ずっと一緒だったじゃない」
「少し、意味が違うんだ」クラウドは再び笑顔で答えた。
肩にクラウドの手を感じた。わたしが迷わないように、しっかり抑えてくれているようだ、
とティファは思った。今は思う存分泣こう。そして、後はこの手に身を委ねよう。
自分ひとりではどうしていいのかわからないから。
「さぁ、帰ろう」とクラウドが言った。
「どこへ帰るってんだよ」とバレット。
「中断された現実」 「なんだそれ?」
「普通の生活さ」 「そんなもん、どこにあるんだ」
「さがすさ」クラウドはティファを見ていった。
野村と変わらんよ