12/08/04 05:47:52.30 pafDl8BO0
>>128
ピサロの場合、邪悪な存在である魔族の王として生まれた時から人間等他種族は自分達に抗うものとして排除すべき存在であり、
そんな邪悪そのものの存在の頂点に立つ者としてはぶれはなかったでしょう。
それにペットであるロザリーがごく一部の人間たちに酷いことをされ続けてきたからと、そんな一部のみを見て個人的な感情から人間全体を勝手に憎む相手にしていました。
故に、自分の人間皆殺しての世界征服というとんでもない暴挙とその道具たるエスタークを脅かす存在、勇者を手始めに殺しにかかります。
しかし、勇者の殺害はピサロ自らのどうしようもない愚かさから失敗し、自分の溺愛しているペットを自らの重臣の策略によって殺され、エスタークも勇者達に滅ぼされました。
そして進化の秘宝により自分がどうなろうとも人間を滅ぼす、と自らの立場を考えない子供じみたヤケを起こします。
故郷を破壊されその住人全てを文字通り皆殺しにされた勇者と異なりピサロにはまだ城も部下も健在なのに、自分とそのごく狭い周辺しか見えていなかったのでしょう。
立場も境遇も人格もとにかくあらゆる点で違う、それが勇者とピサロだと思います。現実世界でも一方での正義を押し付ける悪のせいで、争いが絶えません。
ピサロを嵌めたエビルプリーストの場合でも、彼にとっての正義はあったはずです。
自分にとっての正義を貫いても他人の事を考慮していないならそこに正義があるとは限らないといった、
世界の普遍的な常識がFC版4のテーマなのかも知れません。
>>128
ま、そういう事だなw