12/10/27 00:11:42.25 GR0oHeHL0
10-2エンディングより、復活~ザナルカンドの間を埋めてみましたw
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カモメ団の飛空艇が、ビサイド島を飛び立った。
ブリッジに新しい人間が一人乗り込んでいる。
さっき、砂浜でユウナと抱き合った少年だ。
「おっす!お帰りぃ♪」
「う~っす!ただいまぁ♪」
少年は、リュックとハイタッチを交わす。
「ちょっとぉ、2年ぶりじゃないかぁ」
「あぁ、そうみたいだね」
少年は苦笑いを浮かべた。
「どんな感じなの?」
横に居るユウナが尋ねる。
「一日か二日寝たみたいな…まあ、そんな感じかな」
頭をポリポリ掻きながら答える。
「ふぅ~ん、そっかぁ」
リュックが相槌を打った。
一通り会話を交わすと、次は、パインを紹介された。
「よ、よろしくっす」
恐縮しながら手を差し出し、パインと握手をした。
「あぁ、よろしく。話は聞いてるよ、ティーダだっけ」
「うん」
ティーダと呼ばれた少年が頷いた。
「まさか成功するとはな」
「祈り子様すごいよねぇ」
ユウナとパインが盛り上がる中、ティーダは置き去りにされた。
「え?祈り子がなんかしたんすか?」
どうやら、まだ何も聞いてないようだ。
「えっとねぇ…これから話すっす♪」
「あぁ…そうっすか」
多分、そこに行くまでに、冒険話が長くなるのだろう。
ティーダは納得し、ユウナに連れられて他のメンバーを紹介された。
シンラ君は天才少年で、通信スフィアは彼の発明である。
「~だし」をやたら使う印象が有る。どうやら口癖らしい。
アニキさんはカモメ団のリーダーである。2年前の決戦でも操縦席に居た。
何故か自分を睨んでいる気がする。まあ気のせいだろう。
ダチさんはアニキさんの親友で、情報解析係である。実はこの人も2年前、一緒に居たそうだ。
何故かアニキさんを制止する体勢になっている。良く分からない。
一通り会話を交わすと、ユウナに各区域を案内される事になった―。