12/09/08 02:07:31.65 3mSfi5vI0
それが根も葉もないただの作り話ならそれでいい。けれど、そうじゃないのなら一刻も早く
決着をつけなければならない。でないと、とんでもない事件が起きそうな気がする。
『そう言ってもらえるんは心強いですな! けど、ティファはんは優しすぎや。その優しさに
つけ込んで、ボク甘えてしまいそうや』
「ふふ。優しいなんて事はないと思いますけど、ケット・シーから甘えられるのって、やり
甲斐がありそうで楽しみですよ。なんて言うのかしら? こう、腕が鳴るな~」
笑顔でそういったティファに嘘は無い。一方のケット・シーも、仲間達の厚意は素直に
嬉しかった。
『なんやティファはん、さっきから誤解しとる気がするんやけど、ボクの考えすぎやろか……』
「なにか言ったかしら?」
『き、気のせいでっせ!』
無意識のうちに後ずさろうとしたが、結果的に箱の中でもがいているだけになってしまった。
『格好悪いなぁ~』照れ隠しに言いながら、見上げてみればティファの顔にはいつもの笑顔が
戻っていた。
「さ、みんなが帰ってくるまでに、残りのお料理も準備しなくちゃね」
それから厨房内をきびきびと動き回るティファの後ろ姿に、ケット・シーはホッと胸をなで
下ろすと、小さな声で呟いた『ま、結果オーライやね』。
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・小説デンゼル編って、よくよく考えたらわりと酷な話だよなぁと、思っていた事を書いたら
今回の本題からすっかり離れてしまったお話でした。
・報復の連鎖を停めるのが子どもの役割なのかな?(デンゼル編の「大人の力を呼び起こせ」
って件の真意がよく分かりません)
>>112
ここは細々と続いていますが、ご覧の通り過疎ってるのでそういう展開が見込めないのが現状。
(少なくとも自分には書けないw)