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【放送芸能】名張毒ぶどう酒事件を映画化 司法の理不尽さ追及(東京新聞 2013年2月13日 朝刊)
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・・・しかし、「主人公なのに取材できない」ジレンマから限界を感じ、ドラマ化を思い立ったという。「ドキュメンタリーは素材を集めて原稿を作るが、
ドラマは最初に脚本ありき。手探りの作業だったが、自分の気持ちを伝えるためには自分がやらなければ駄目だと思った」
初めて演出を手掛けたドラマにもかかわらず、奥西死刑囚を仲代達矢、母親の故タツノさんを樹木希林と、名優が演じることになった。「仲代さんは
ドキュメンタリーの三作目のナレーションを演じていただいたつながりから出演をお願いし、樹木さんとは一昨年のモントリオール国際映画祭で偶然
一緒になったのがきっかけで、話を持ち込みました。お二人に助けてもらえなければ、作品は完成しなかった」
斉藤ディレクターが名張毒ぶどう酒事件にこだわり続けるのはなぜか。「戦後、無罪から一転して死刑になった事件はこれだけ。裁判所は真実を明らか
にする場所と信じていたのに、実際には縦社会で、先輩が一度下した判決をなかなか覆すことができない。そんな司法の理不尽さに対する憤りが、
作品作りの源になっています」 (中略)
<名張毒ぶどう酒事件> 1961年3月、三重県名張市で開かれた懇親会で、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した。物的証拠がほとんどない中、
奥西勝死刑囚は「妻、愛人との三角関係を清算するために農薬を入れた」と自白し逮捕されたが、その後「自白は強要された」と否認。一審無罪、
二審の死刑判決を経て72年に死刑が確定。奥西死刑囚は体調を崩し、昨年6月に名古屋拘置所から東京・八王子医療刑務所に移送された。(以上、記事より引用)
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