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マネー敗戦 吉川元忠
80年代の初めから日米間の金利差やドル高を趨勢を誘因として、
膨大なジャパン・マネーがアメリカに流入したが、急激な円高・ドル安
で、それらの日本のドル資産は4割も価値を失ってしまった。
アメリカ国債を買いまくった生保等の機関投資家、証券会社の薦める
ままにそれを購入した個人投資家に、巨大な為替差損が発生したのである。
日本のおおかたのコンセンサス
90年代後半の不況は、「橋本デフレ」とも称されるように、97年に
3%から5%に消費税率を変更し、特別減税を廃止、さらに医療費
の患者負担を増額するという財政再建路線の貫徹によって、9兆円
の負担増をもたらしたのがそもそもの原因である。