12/05/02 14:13:44.21
>>89
信用創造ってのはようするに銀行の貸し出しだ、
産業全般においてボトルネックになる。
>>91
かなり時間をかける地道な作業が必要、
ようする土地担保中心からキャッシュフロー中心(営業利益)
に事業融資全般を変えていかなければならない、
先進国では割と普通なんだけど、これがなぜ問題かというと
先進国では雇用の中心はサービスなど3次産業が最大となるけど
これらの企業は成長しても資産を持たないので、土地担保中心だと
事業の拡大に銀行融資が比例して増えていかない、
直接金融なども重要だけど、中小企業には向かないので銀行の融資の仕組みをつくる
金融庁の指導である程度改善は可能でしょう、ただ現在土地担保で貸付てる分が
巨大なのでそれをチャラというわけには行かない、から時間は掛かる
また与信による、格差(公務員、大企業とその他)を埋めるために
住宅ローンをリコース(融資金の返済財源が担保資産に限定されず、保証人や他の返済財源からの返済を追求できる融資形態)
からノンリコースローン(返済の原資(元手)とする財産(責任財産)の範囲に限定)
に変えていくことも重要でしょう、これで土地は更に下がるかもしれないが、
人口減少の日本で長期的にインフレ率以上に不動産があがることは当分ないが
制度的に経済の血流である銀行の貸し出し額がこの下落に引きずられてしまう
他国が人口減少でもデフレでないのに、日本だけが長期デフレなのは緩和の不足と共に、
この信用創造という最大の経路が上記の事情で制度的に合わないので詰まってしまっている
ことも大きい原因だと思う
土地の値段ではなく事業の価値に応じた融資が行われる制度がないと
金融緩和しても、収益のみこめる狭い範囲に融資が集中しすぎてミニバブル→崩壊を
繰り返しかねない、