円高は国内産業を衰退させる2at ECO
円高は国内産業を衰退させる2 - 暇つぶし2ch217:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
12/02/13 15:42:08.46
>>199
重商主義とは?
18世紀には既にアダム・スミスによって間違いが指摘された考え方であり、『国富論』で繰り返し批判されている。
そのため、過去の遺物のように考えられがちだが、今日でも貿易問題が論ぜられる際には重商主義的な誤解がしばしばなされる。

ある国にとって「貿易の黒字は利益で赤字は損失だ」といった見方は重商主義的な誤解の典型である。
貿易の黒字・赤字は、他国に売った額と他国から買った額とを比べて、売った額>買った額なら黒字、
売った額<買った額なら赤字と呼んでいるに過ぎず、利益や損失という概念には本質的に符合しない。

例えば、商店が顧客に商品を販売した場合、売る一方の商店は黒字で買う一方の顧客は赤字であるが、
それを「商店が得をして顧客は損をした」と評論することには意味がない。

まして、赤字を無くすべしとして顧客が売買をやめると、お互いに不利益となるだけである。
それと同じく、貿易に関する政策においても貿易黒字の増減をもってして、
その政策が望ましいか否かを判断することは誤りであり国民の不利益となる。

人々が豊かになるのはあくまで輸入品を消費することによってであり、輸出によってではない。
輸出は、欲しいものを輸入するために必要な外貨の獲得のためのものであって、輸出それ自体が貿易の目的ではない。

たとえば、輸出によって得られる外貨は国内では決済完了性を持たない(使えない)。
輸出業者が銀行に外貨を持ち込んで国内通貨と両替してもらえるのは、
輸入や海外への投資のために外貨を必要とする人々がいるからである。

しかし、輸入や海外への投資が禁じられているとすれば、輸出によって得られた外貨を必要とする人々はおらず、
外貨の使い途は全くなくなる。使えもしない外貨と有用な製品とを交換することで国民が豊かになれるとは考えられない。

貿易黒字とは、国内で生産された財が流出超過で、資本が流入超過である状態である。
特に、金本位制が崩れた現代においては資本とは信用貨幣のことであるので、

現代において貿易差額主義的な外貨獲得は、国家の貴金属保有量の増大に寄与せず、
恒常的な貿易黒字は一方的な財の流出となるので注意が必要である。
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