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信越化学工業、2つの工場をベトナムに開設へ レアアースのリサイクルなど
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
信越化学工業は24日、ベトナムに工場を2カ所開設すると発表した。ひとつはレアアース(希土類)のリサイクル工場
で、もう一方はLED(発光ダイオード)パッケージ材料の工場。ともに来年2-3月からの操業開始で、投資額は合計
で50億円の予定。ベトナムへの生産拠点の開設は今回が初めて。
リサイクル工場では、ハイブリッド自動車(HV)などで使うレアアースを分離・精製する。同様の工場は国内の
武生工場(福井県越前市)に続き2カ所目となる。
首都ハノイの東方、ハイフォンの工業団地に全額出資子会社を設立し、20億円を投じて年産能力約1000トンの
新工場を来年2月に稼働させる。
顧客から回収した使用済みのレアアース磁石や、東南アジアに点在する自社のレアアース磁石工場の工程から
出た磁石の粉や端材を搬入。これらを溶かしてネオジムやジスプロシウムといったレアアースを精製し、自社の
レアアース磁石製品で再利用する。将来的には、世界各地で開発が進んでいるレアアース鉱山から産出した鉱石を
持ち込み、幅広い種類のレアアースを抽出して外販も目指す。
中国以外のレアアース調達先を開拓したいという思惑がある。
LED材料の工場には30億円を投資。ED用封止樹脂とLED用リフレクターを製造、販売する。日本国内の群馬
事業所(群馬県安中市)との生産拠点の複数化によるリスク分散も図る。