日本の技術の流出at ECO
日本の技術の流出 - 暇つぶし2ch436:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
11/12/27 20:33:58.61
>>328
イノベーション 成功の法則(5) 「化学のチカラ」台頭  地道な研究、「幸運」に遭遇
日経2011.12.25

 電気自動車やスマートグリッド(次世代送電網)向けで注目を集めるリチウムイオン電池は電解液に有機物を使うために
発火の危険性があるのが難点。クギを打ち込めば火を噴くこともある。ベンチャー企業、エリーパワー(東京・品川)が
手掛ける大型リチウムイオン電池はクギを刺しても燃えないのが売り物だ。
 同社の吉田博一社長は「先日、奇妙な出来事があった」と話す。アジアの某エレクトロニクス大手から転職してきた優秀
な日本人エンジニアがわずか半年で一身上の都合を理由に辞めてしまったのだ。
「細かく分割した工程のごく一部しか見せておらず実害はない」と語るが、産業スパイの疑いは消えない。
 半導体、ノートパソコン、液晶テレビなどかつて日本が強かった産業は次々とアジア勢に追い越された。
だがリチウムイオン電池のように電気と化学の融合領域はまだ日本企業に一日の長があり、その技術をアジア勢は
のどから手が出るほど欲しがる。

 同性能再現できず

 産業技術総合研究所関西産官学連携センターのイノベーションコーディネーター、宮崎義憲氏は「電池を分解して調べ、
同じ材料でコピーの電池を組み立てても同じ性能が出ない」と話す。ごちゃ混ぜで見つかる極微量成分のうち、
どれが決め手かは経験を積まないと分からない。「三洋電機のリチウムイオン電池が優秀なのはニッケルカドミウム電池、
ニッケル水素電池での試行錯誤があるから。いきなりリチウムイオン電池で参入した海外勢は簡単には追いつけない」
と言う。
 カネカの永野広作取締役専務執行役員も「化学にはヒトもカネもいるが、最大の要素は時間」と同意見だ。数十年単位
の実験を重ねるうちにたまたま最適の配合に出くわすセレンディピティー(幸運力)が化学にはある。

(以下略


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