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【経済】韓国企業、日本企業から引き抜いた技術者に年収2倍出す 日本は産業スパイ天国 [02/25]
スレリンク(news4plus板)
「外国から見て日本ほど『産業スパイ天国』の国はありません。これには日本人の
モラルの低下も影響しています。日本人技術者ら自らによる企業機密の流出も絶えません」
こう話すのは、海外経験が豊富な日本の大手電機メーカー元幹部のAさんだ。エンジニアの
Aさんは数年前、世界的に躍進している韓国の有名電機メーカーにヘッドハントされて
50代で日本の会社を依願退職。以降、ソウルで薄型テレビの開発に携わっている。
このAさんが匿名を条件に韓国での生々しい体験を打ち明ける。
「その韓国企業では、ライバルであるソニーの薄型テレビの次年度の生産計画を、作成した
前年度の直後に入手し、ソニーの動向を丸裸にしていました。日本駐在の社員がソニー内部の
情報提供者に簡単にアクセスし、入手しているようでした。私に対しても出身企業の生産
計画を入手してほしいと頼んできましたが、私は産業スパイではありません、とはっきり
言って断わりました」
販売計画だけではなく、商品力を左右する技術も流出し、その結果、国際競争で日本
メーカーが韓国勢に敗れる事態となっている。その顕著な例がブラジルで起きている。
(略)
「ブラジルが日本方式の採用を決めた直後、韓国メーカーは東京に即座に対策チームを
置きました。その狙いは、日本メーカーからデジタル放送の技術者を引き抜くことでした。
何人か引き抜いた結果、日本方式を分析し、それに合ったテレビを日本メーカーより早く
開発して市場を押さえることに成功したのです」
Aさんが働く韓国メーカーのテレビ部門では常に中途採用した50人程度の日本人
エンジニアを抱え、早期退職した人材だけではなく、30代の若手の優秀なエンジニアも
含まれているという。「優秀であるが故に自分の意見を主張するタイプで、日本企業が使い
こなせないために飛び出た人が多かった」とAさんは話す。賃金は、日本企業で働いていた
当時の年収の2倍近くもらう場合が多いという。
※SAPIO2011年3月9日号
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