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週刊エコノミスト [2011年2月8日号]
論調・欧州/仏ルノーの産業スパイ事件、同社調査に疑問を呈す報道も
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(前略)
だが、これらを精力的に報じてきた仏有力紙はその後、ルノーの調査内容を批判し始めた。
『ルモンド』紙(1月13、15日付)は、ワイロの送金先とされた中国企業名が実際に存在しない
ことを指摘。またルノーは昨夏、匿名の告発を元に調査を開始したとされるが、同紙は「なぜ
ルノーは当局の協力も得ずに、たった数カ月でこれら(ワイロの)送金や口座を割り出すことが
できたのだろうか」と疑問も投げかけた。
『フィガロ』紙も同様。1月21日付の同紙は、ルノーが調査を依頼したとされる外部の興信所に
ついて、その報酬・費用である5万ユーロ(600万円弱)が「この世界の常識ではあまりにも安す
ぎる」と指摘。調査の不自然さに言及している。
(中略)
事件については仏政府も多くを語っておらず、全容解明は今後の当局の捜査を待たなければ
ならないようだ。