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立命大と長瀬産業、クロスカップリング反応を安価に
製造コストほぼ半減
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立命館大学の北泰行教授と化学品商社の長瀬産業は8日、今年のノーベル化学賞に決まった「クロスカップリング
反応」を高価な貴金属を使わずにヨウ素で実現する技術を開発したと発表した。
クロスカップリング反応は液晶テレビや医薬品などに使う素材の製造に幅広く利用されている。反応を促すカギと
なる触媒に貴金属のパラジウムを使っており、製造コストがかさむ欠点があった。
ヨウ素はうがい薬やレントゲンフィルムなどに使われ、世界の埋蔵量約1500万トンのうちほぼ3割が日本に存在する。
ヨウ素
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米国地質調査所の2005年版統計[1]によると、全世界のヨウ素の生産量は約25,500tである。
その内訳は、一位のチリが16,200t、二位の日本国6,500tであった。国連統計局の2002年度統計[2]によると、
輸出量はリサイクルされたものも含めて一位のチリが$447,612,776、二位の日本国が$195,847,819であった。
2008年度日本国内生産量は9,231t、工業消費量は3,288tであり[3]、日本のヨウ素生産量のほとんどは
千葉県の水溶性天然ガス鉱床(南関東ガス田)から産出する地下水から生産されており、
資源小国である日本にとっては貴重な輸出資源である。ちなみに千葉県は世界一のヨウ素産出地。