11/02/20 11:35:45.52
≪日本は輸出ではなく自律的な内需拡大を目指すべき≫
日本企業は、「輸出」より海外移転して海外で生産し販売する方を選択している。
それは、もちろんアジアなど人件費は日本の10分の1以下だし、
工場用地は日本の地価よりはるかに安いし、日本から輸出するため海外まで輸送するより生産した国で販売すれば輸送費も安くなる。
加えて、最も問題なのが、需要地であるアジアなど「海外消費者のニーズ」に基づいた生産が求められており、
それには需要地で生産した方が効率的かつ有効だからだ。
今、韓国企業に日本が負け続けるのは、海外現地のニーズを海外で徹底的に調査して、海外の消費者が欲しいものを作っているからだ。
したがって、日本という離れたところでわざわざ生産して「輸出」を増やし続けるより、
現地のニーズに合ったものを現地で生産した方が良いから、海外移転が進展している。
生産性の向上と輸出で、日本人が食っていくことはある程度は可能だが難しい。
実際、現在の日本の若者の就職難は、企業がどんどん海外に移転しているため、雇用がなくなっていることが最大の原因。